10/9に発売されたSONY動画特化のミラーレス一眼レフ「α7SIII」について、
早速ですが、夜の東京(田町)でローライトの状況でどの程度暗所に強いか。
その性能を試してきました。
まずは動画をご覧ください。
[4K撮影] SONY A7SM3(α7SIII) 夜景テスト撮影
撮影条件
動画のコメント欄にも記載していますが、以下の通りです。
- Lens : 24mm F1.4 GM
- Gimal : Zhiyun Webill lab
- Picture Profile : PP9 (Slog3)
- Creative Look : – (ST)
- Color : 4:2:2 10bit
- Frame rate : 24fps
- ISO : Auto
- LUT(look) : Fuji REALA 500D Kodak 2393 (by Adobe)
- Sound : Adobe Stock
- Location : Tamachi, Minato-ku(港区田町駅付近)
レンズは単焦点の24mmGMレンズでF1.4固定で24pで撮影しています。
ISOはオートに設定し、ピクチャープロファイルはPP9のSlog3を使用。
クリエイティブルックはスタンダードとし、特にカメラ側で色味設定はしていません。
一部スローモーションの動画は120p(4:2:2 10bit)で撮影しています。
撮影後にAdobe PremiereでSONY公式のSlog3向けLUT(709)を充てた後に、Premiereに標準搭載のLUTの中からFujiのLookで再度色調補正しています。
撮影した後の感想
高感度に特化し、低画素のイメージセンサーを搭載しているだけあって、全体的にα7SIIIの暗所性能は強い傾向にあります。
α7SIIIになってSlog3での撮影時の最低ISOは160になったものの、光量が少ない夜の撮影では、どうしてもISOを上げざるを得ず、通常のガンマ補正の撮影に比べ、やはりISOが上がりがちになります。
Slog3のLUTを充てた状態ではやはり、α7SIIIであっても、所々空の部分にノイズが見られます。
今回はそこからさらに色調補正をしているため、ノイズがないクリアな映像にすることは難しい印象を受けました。
後日載せますが、やはり夜景撮影ではHLG(PP10)等のガンマ補正されたLog撮影を行った方が、映像のノイズが非常に少なく適していると思います。
とはいえ、フルサイズでここまでの暗所性能を見せるα7SIIIはやはりモンスター機と言え、素晴らしい映像をたたき出すカメラです。