動画一眼レフカメラの外部接続マイクをおすすめ!「ZOOM H1 Handy Recorder」をレビュー

一眼レフで動画を撮りたいとなったとき、映像も重要だけど、意外と音声収録も大事だったりしますよね。子どもの成長記録だったり、旅の記録(VLOG)、プロユース、はたまた、運動会や結婚式など大事なシーンで音の取り忘れや、音声が綺麗に収録できていなかった、などは一大事。そんな悩みを解決する動画一眼レフ向けの外部マイクZOOM H1 Handy Recorderをご紹介します。

まずは結論から(忙しい方はここだけ読めばOK)

Good!

  • 安い割にステレオ音声の質が高く、ノイズなどが一切乗らない
  • カメラ本体だけではなく、ZOOM H1本体でも音声入力レベルを視認できる優れもの
  • 入力レベルが低い状態では記録を自動カットする機能(LOW CUT)が便利(サーという音の入力が少ない)
  • ステレオ入力のため、音の広がりも良く、指向性はあまり高くない
  • 入力レベルの感度の自動設定(AUTO LEVEL)が可能
  • ICレコーダとしても利用可能。外部マイクとしても利用可能なので1台2役

Bad!

  • (この製品に限ったことはないが、)カメラ本体への直付けでは、カメラを揺らしたりすると、カメラとマイクが擦れる音が入力されてしまう
  • 電池持ちはそこまで良くない
  • 電源の消し忘れによる、電池切れが発生しやすい

外観

 

外部マイクZOOM H1 Handy Recorder本体に直接マイクが左右2つ付いている作りで、これらのマイクを囲う形で本体がカーブし、縦長の設計になっています。

上面

 

外部マイクZOOM H1 Handy Recorder上面には白黒の液晶画面(電源ON時にバックライトが発光)と大きく「録音ボタン」が設置されています。液晶画面には左側が「入力レベル(インジケーター)」、下にminiSDカードに収録可能な「残りの記録時間」、右上に「入力ビットレート(kbps)」とその上に電池残量が表示されています。至極、平易な画面配置で、必要なものがそつなく分かりやすく表示されている、という印象を受けます。

 

入力レベルがピークに達すると「REC/PEAK」のLEDが点滅する

録音ボタンも大きいため、押し間違いがないです。(ただ、カメラ側で映像と一緒に記録する場合はこの録音ボタンを押下することはないです。このあたりは後述します)

左側面

 

外部マイクZOOM H1 Handy Recorderの左側面には、LINE OUTスイッチ、VOLUMEスイッチとmicroSDカードの入力部のみです。LINE OUTスイッチはイヤホン端子と共有となっており、マイクで拾った音声をそのまま外部出力します。一眼レフに接続して利用する際には、必要になる端子です。

VOLUMEスイッチはZOOM H1本体で記録した音声を本体で再生する際のボリュームを調整するスイッチになります。本体の後方に小さなスピーカーが付いており、そこから音が出ます。

 

microSDカードはmicroSD/SDHCタイプのSDカードに対応しています。 SDXCには対応していないようなので、注意してください。カバーも付いており、汚れが付きにくいのが良いです。

 

右側面

 

外部マイクZOOM H1 Handy Recorder右側面には主に記録した音声の再生時に必要なスイッチが備わっています。左から順に「USB入力端子(USB2.0 High Speed対応のmini-Type-B)、電源スイッチ、記録削除(ゴミ箱)、早戻し、再生/一次停止、早送り、入力レベル、LINE IN(外部入力)端子」と並びます。PCと直接USB端子で接続し、データを送受信することも可能です。

電源スイッチはHOLD機能があり、ポケットなどに入れて勝手に電源がOFFにならないような機能が備わっています。電源ONはスイッチを左側にスライドさせますが、HOLDする場合は一度左側に電源ONのためにスライドさせ、その後右側にスライドし、HOLDする。というような使い方になります。

INPUT LEVELでは、ZOOM H1本体の待機状態または音声記録時の音声入力のレベルを指定します。後述の「AUTO LEVEL(入力レベル感度の自動設定)」がOFFになっている場合のみ、変更できます。

下面

 

ZOOM H1本体の下面には小さい入力音声の自動カット機能(LOW CUT)のON/OFF設定と 「AUTO LEVEL(入力レベル感度の自動設定)」 、「REC FORMAT(記録フォーマット)」を設定することができます。一度設定したら、後は変更しないパラメータのため、下面にスイッチ類が設置されているのはよく考えられた作りです。

音声記録フォーマットはWAVまたmp3となります。それぞれWAVは24bit/96kHz、mp3は320kbpsのビットレートで44.1kHzまでの周波数の記録に対応します。

各種スイッチ類の左側には三脚に接続できるネジ穴が付いています。三脚だけでなく、カメラにリグを付けてそこに外部マイクとして設置したり、ジンバルなどに取り付けて使用する、といった複数の用途にも対応できます。

大きさ・重量

 

本体の重さはmicroSDカード、電池込みで88gとなりました。まずまずの重さです。通常のICレコーダーと同等の重さです。縦横の長さは平均値ですが、厚みが一般的なICレコーダーよりも厚い印象です。

電池の交換、電池持ち

 

外部マイクZOOM H1 Handy Recorderの電池は単3電池1本で稼働します。最も一般的な電池を利用しているため、急に電池がなくなった。といったシーンでもコンビニ等で簡単に入手可能なので、電池切れに悩まされず、安心です。

一方で、オート電源OFFの機能はないので、電源の消し忘れによる、電池切れの心配があります。ただし、特にカメラの外部マイクとして利用する場合は自動電源OFFの機能があると、逆にいざとなったとき音声が記録されていない!といった事態に遭遇する可能性があるので、自動電源OFF機能はない方がよいです。そういった点を考えると、カメラの外部マイクとして利用する場合はデメリットになり得ません。

カメラ本体へのケーブル接続

 

カメラ本体にこのZOOM H1を取り付けて外部マイクのように利用するには、写真のような相互端子が付いているステレオミニジャックプラグタイプのケーブルが必要になります。これは付属していないため、別途購入が必要です。

私はRODEのマイクに付属していたL型かつ、らせん形状で取り回しの良いステレオミニジャック用3.5mmタイプケーブルを使用していますが、Amazonでも単品購入できます。

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このケーブルを写真のようにZOOM H1本体の「LINE OUT」のミニジャックに挿し、もう一方をカメラ本体の「LINE IN(入力端子)」に接続します。ZOOM H1本体の「AUTO LEVEL」はOFFに設定し、カメラ側で入力レベルをマニュアルもしくは自動に設定すると上手くいくでしょう。私もPanasonic GH5ではこのような設定で使っています。

Panasonic GH5に台座を乗せて、その上に外部マイクとしてZOOM H1を取り付けるとこのような形になります。

基本的にZOOM H1としては外部マイクとしての利用になるため、音声を拾ってカメラに流すだけの装置ということになります。したがって、ICレコーダー用途での本体記録とカメラでの記録というバックアップ的な記録には使えません。あくまで、ZOOM H1は待機状態として使うということになります。

カメラへのZOOM H1の取り付け

 

カメラ本体のストロボ接続端子に直接ZOOM H1を載せるというやり方もありますが、そうすると、マイクの操作や揺れの音がそのままカメラに伝わって、ノイズが載ることがあります。そういったことを防ぐためには、ショックアブソーバーとしての機能を有する台座をかませるのがお勧めです。

上記はBOYAのショックマウント BY-C10という製品です。Amazonのリンクを張っておきます。

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なお、ショックマウントを使用してマイクを接続する形態となると、ジンバルやスタビライザーにそのままカメラとして載せることは、かなり難しくなります。バランスが取りにくくなるのと、ジンバルの3軸モーター等に干渉するからです。

例えば、上記の写真で私が愛用してる「Zhiyun Weebill Lab」のジンバルでは、ローアングル時は持ち手とカメラ本体が接近し、幅がそれほど無いため、外部マイクを取り付けることができません。このような場合は、カメラにZOOM H1を取り付けるのではなく、ジンバルにリグ等を経由してZOOM H1を取り付けたほうがよいでしょう。

記録音声について

文字では伝わり憎いのですが、非常に良質な音声記録が可能で、ノイズ等がのってしまうということは特にありませんでした。

 

私は、このほかコンデンサーガンマイクとして有名な「RODE VIdeoMic GO」も利用しましたが、こちらは電子機器にカメラを向けると音ノイズが発生してしまって、非常に不快な音が記録されていたということがありました。このようなことがZOOM H1にはないのでお勧めです。

入手可能なのは?

ZOOM H1は現在、Amazonで入手可能です。価格も1万円台のため、コスパに非常に優れた製品だと思います。

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また、マイク本体には屋外で風きり音対策となるウィンドジャマーは付属していません。別売りのZOOM ズーム ヘアリーウィンドスクリーン WSU-1も欲しい方は購入するとよいでしょう。

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