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Web会議でオンライン飲み会・・
iPad Air(第3世代)10.5インチモデルを選んだ理由
かくゆう私も会社から貸与されていたiPad Pro 10.5インチがお金がない部署に最近異動になったことにより、没収。
12.9インチのデカパッドを貸与してもらったものの、何せ大きくて使いづらい。
10インチ程度で比較的高性能で安いiPadはないものか、仕事がメインだけど、プライベートでも使うコスパの良いiPadシリーズはどれが良いか、ということを悩みながら探した結果、おそらくiPadシリーズの中で一番不人気と言われる「iPad Air(第3世代)スペースグレイ 256GB Wifiモデル」を最終候補に選びました。
初期コストを抑えたいなら整備済製品もあり
iPad Air 10.5インチモデル(第3世代)は2019年3月に発売され、現時点では最新モデル。
スペック概要は以下です。
- Wi-Fi(802.11a/b/g/n/ac)
- Bluetooth 5.0テクノロジー
- 10.5インチRetinaディスプレイ(Pro Motionには非対応)
- 8メガピクセルiSightカメラ
- FaceTime HDカメラ
- 1080p HDビデオ撮影
- 64ビットアーキテクチャ搭載A12 Bionicチップ
- 組み込み型M12コプロセッサ
- Neural Engine
- マルチタッチスクリーン
- Lightningコネクタ
- Apple Pencil(第1世代対応)
- 2スピーカー
- 重量:456 g、厚さ:6.1 mm
CPUがiPad Pro11インチ(2020モデル)と比較するとほぼ同じでiPad Proは「A12Z Bionic」で、iPad Airは「A12 Bionic」。
iPad Air 256GB WifiモデルはApple公式で新品購入すると「71,800円(税別)」です。
新品を購入するのもいいんですが、なるだけ初期コストは抑えたいと思い、整備済み製品を購入しました。
iPad Airは整備済み製品では常に在庫が出ていますので、整備済みでも良い方はこちらから購入されると良いでしょう。
同モデルの整備済みは「60,800円(税抜)」となり、新品より約1万円ほど安く購入できます。
整備済み製品とは故障修理して外装とバッテリーを新品に換装したもの、返品されてAppleの高度な品質テストで問題ないと太鼓判を押された製品。
Appleの厳格な品質検査を通過した製品しか購入できないため、安心。
新品ではないが、新品同様品という扱い。
Apple Careも新品同様に加入できるし、返品も14日以内なら可能。
1年保証も付いてくる。
iPad Airは良かったよ。でもね。
iPad Airはとても良い製品でした。
ディスプレイも綺麗だし、買う前に少し気になっていたディスプレイのリフレッシュレートも気にならない。とてもスムーズ。
どうしても気になってしまう点が出てきました。
すみません、購入前から分かっていました。
でも、iPadは音がいいというのは昔から有名なので、2スピーカーでも問題ないと思っていました。
確かにiPadを縦向きで使う分にはスピーカーが下に来るので、特に気になりません。
一方、iPadを横向きに置くと、どうしても右か左からしか音が出ない。
これが、どうしても許容できませんでした。
2スピーカーでは駄目な理由
昔から音にはこだわりがある、というのもありますが、仕事でも使うので、音が聞き取りにくいのは致命傷。
Web会議ではただでさえ、音声が割れたり、そもそも音質が悪いことが多いので、(これは相手のマイクや端末にも問題があるケースが多い)
相手の声はできるだけ聞こえやすい方が良いのです。
iPad Airの前はiPad Pro 10.5インチで4スピーカーだったので、さらにスピーカが減った印象が大きかったのかもしれません。
これが、購入後に致命傷になるとは夢にも思っていませんでした・・
また、プライベートで映画等を鑑賞する際にもやはり、片方からしかでないというものはもはや違和感でしか、私にとってはありませんでした。
iPad Proに浮気したい気持ちが・・
最初からiPad Proを買っておけば良かった・・と後悔の気持ちが日に日に強くなり、
その間にも単発的にiPad Pro 2018年モデル(第1世代)が整備済み製品に出ては即売し消え、という日を繰り返すことで、
人間の性ですね。。
余談:Apple整備済み製品の入荷情報を即座に知りたいなら
ちなみに、iPad Proは人気商品で整備済み製品の在庫が出ても数分~1時間程度で売り切れてしまいます。
在庫を定期的に確認するのは手間がかかるので、Twitterアカウントをお持ち出れば、以下のアカウントをフォローし、通知をONにしておくと良いでしょう。
iPad Airをいざ返品。Appleの神対応に驚く
結局ですが、iPad Airを返品することにしました。
返品の過程ですが、結論から言うと肩透かしを食らうほど簡単です。Appleさんの神対応に脱帽しました。
返品の申し込みはApple Storeアプリやサイトでも受付はできるのですが、整備済み製品だけはそうなのか、購入後数日経つと「返品を開始する」というボタンが消えてしまったため、返品可能期間である14日以内に、今回は電話で申し込みました。
新品だろうが、整備済み製品だろうが同じ条件で返品を受け付けてくれるとは、さすがApple。
電話対応もプロフェッショナル
さっそく電話をかけると、電話口の女性の方の対応の素晴らしいこと。
返品理由が自己都合の場合でも嫌な顔一つせず、返品に応じてくれます。
しかも、「どうされましたか?」「何か不都合なことがございましたか?」というような聞き方、トーンで会話をしてくれます。
恥ずかしくも正直に返品理由(2スピーカが嫌だった。iPad Proが欲しい)を説明し、
心の中では、「ごめんなさい、いや私が悪いんです。」という言葉を繰り返しながらも、
最後までしっかり理由を聞いてもらえ、それなら返品してくださいと。
「自己都合の返品かよ、面倒な客だな」という印象はまったくなく、こちらに寄り添った態度で接してくれますし、懇切丁寧に返品までの手順から返金のされ方まで説明をしてくれました。
「1通目のメールが届いてから24時間以内に2通目が届きまして、そこから7日以内に発送してください」
ですとか、
「送料がかからない方法はヤマト運輸の営業所に持ち込む方法でして・・」
といった、こちらの立場で説明をしてくれます。
とまでは言いませんでしたが、そこまで考えてくれるのは嬉しかったですね。
また、プロだなーと感じたのは・・
- 自宅近くのヤマト運輸の営業所をその場で調べてくれたこと
- 返品受付が完了後、その後購入予定のiPad Proで不明点があれば、専門のスタッフにこのまま繋げますと言ってくれたこと
この対応には正直神対応だなーと感じました。
いやはや、さすが製品だけでなくサービスも人を虜にするAppleだけあります。
悩むiPad Pro選び。2018年モデルか最新モデルか
返品手続き、返送も終え、iPad Proを後は再度購入するだけ。
ここで悩み始めました。
そう、2018年モデル(整備済み製品)を買うか、最新の2020年モデル(新品)を買うかです。
2018年モデルのiPad Proと最新2020年モデルの性能差は微々たるもの
両モデルには大きなスペック差はなく、2020年モデルとの差分はざっと以下です。
価格差は2.5万円(2018年整備済みの256GBモデルは70,800円、2020年モデルは95,800円)です。
- A12Z Bionicチップ(ただし、性能差はほぼない)
- LiDARスキャナ
- 超広角レンズ
- メモリが6GB(2018年モデルは1TBモデルのみ6GB、それ以外は4GB)
- WiFi6対応
性能差は大してありませんので、2018年モデルを持っている場合は買い増し、買い換えは不要と聞きます。
私の場合はiPadは初購入となるため、2020年モデルだと幸せになると思いますが、2.5万の価格差としての機能差分には魅力を感じませんでした。
整備済み製品の価値やデメリット
機能差がほぼないとすると、価格差として後残るのは新品か整備済み製品かという安心材料にいくら投資できるか、ということになります。
新品の方がもちろん良いに決まっていますが、どうせ性能差がないのであれば、整備済み製品の方が安いし、よいだろうと考えるのが人間の常。
では、本当に整備済み製品にはデメリットはないのでしょうか。
前述通り、Appleとしての品質保証(Apple Care、1年保証)は同じです。
整備済み製品の出荷時品質基準もとてもAppleは厳しいと言いますよね。
またリセール(中古としての価値)も整備済みも新品もApple Trade Inの情報によれば、いずれも同額の買い取り価格が設定されているため、価値は同じと言えます。
唯一の違いは、私は整備済み製品に「個体差が生まれてしまうこと」、かと思います。
整備済み製品になり得るケースは、以下の2通りがあると考えられます。
- 新品が返品として戻ってきたケース
- 修理で外装とバッテリーが交換されたケース
これらが同じ整備済み製品として販売されることになります。
①のケースでも、永遠に返品されれば内装や基板の経過劣化が発生しますが、正常動作する同一製品が何度も返品されるとは考えにくいです。
一方、②のケースは見た目は同じでも、内部の基盤等は経年劣化が発生している可能性があります。
この①と②が同じ整備済み製品として、同じ価格で売られるため、やはりこれは個体差が生まれやすい状態にあると私は考えました。
iPad Proの第一世代と第二世代の発売日から計算すると、その差は最大でも2年ですが、この差は大きいと考えました。
ですので、整備済み製品を購入する場合は、②に当たってしまう可能性も否定できないので、Apple Careは加入した方がよいと思いますが、そうなると、結局新品と同じ値段に近くなってきますので、新品を購入した方が良いという選択肢もあると考えました。(新品でApple Careに加入しない場合)
ということで、長々と語ってしまいましたが、私は結局iPad Proの11インチモデルを新品で購入することに決めました。
参考:整備済み製品の不具合ツイート
上記の②に当たってしまった可能性のあるツイートを参考までにいくつか記載しておきます。
あとせっかく買ったiPad Airだが整備品だからなのかよくわからないが、たまにタッチが無反応になることがある。ipadmini4ではあまり感じなかったこの挙動。整備品とは言え何万も出して買ってるのにこの所業。。
アップルに見て貰っても不具合を認められるのかどうか?
外れ引かされた気分。— まひろんの (@curemahiro) July 15, 2020
iPad Proが、また充電出来なくなりました。。やっぱり整備済製品を買ったのがいけなかったのかなあ。。でも10万円オーバーだからちゃんとしたものが欲しかったなあ。。。#Apple #iPad Pro #整備済製品
— よんしろ (@U8MTzJBqH20RabK) July 22, 2020
11月末に買った時から電源の入り具合の感度が鈍いなと思ってた。だましだまし強制起動させて電源起動させて使ってた。
今まで買った整備品でPad2は今年8年目、MacBookProは今年2年目で何も不具合なかったのに去年買ったiPadProの整備品だけ初期不良品だったらしい。
— Mika(webデザイン+イラスト) (@designer_mika) January 1, 2020